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おすすめ楽譜・音楽書
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■■オンスロー:弦楽五重奏曲第32番ニ短調 op. 78(手稿譜スコアと初版パート譜のファクシミリ)
フランスに渡った英国貴族の家庭に生まれたジョルジュ・オンスロー(1784-1853)は数多くの作品を残していますが、その中でも特に充実しているのが弦楽五重奏曲です。彼の五重奏曲についてベルリオーズは、「偉大な美しさを秘めている」、と述べており、新グローブ第2版には、「五重奏曲の何曲かは、間違いなく19世紀室内楽作品中の偉大な傑作のうちに位置付けられる」、とあります。その弦楽五重奏曲のうち最後の3曲が初版パート譜のファクシミリで登場しました。op. 78 には手稿譜スコアのファクシミリも付いています。
■■オンスロー:弦楽五重奏曲第33番ハ短調 op. 80(手稿スコア、パート、初版パート譜ファクシミリ)
この op. 80 には初版パート譜の他に、手稿譜スコア、作曲者の自筆によるパート譜のファクシミリも付いています。
■■オンスロ:弦楽五重奏曲第34番ホ長調 op. 82(初版パート譜ファクシミリ)
この op. 82 には初版パート譜の他に、同時代のコントラバス奏者、アシル・グフェ(1804-74)による2本のヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスへの篇曲版の手稿譜スコアのファクシミリも付いています。
■■メユール:ソナタ op. 1;ソナタ op. 2(初版譜ファクシミリ)
この6つのピアノ・ソナタは、メユール (1763-1817) がオペラ作曲家として有名になる前の1780年代に出版された、初期のキャリアを象徴する重要な鍵盤楽器作品です。古典派の端正な形式の中に、のちのロマン派を予感させるドラマチックなピアノ音楽の様相を早くから見せていました。作品1の第2番ハ短調は、情熱的な第1楽章と気品あるメヌエットの第2楽章からなる独自の2楽章構成という特徴をもち、特に高く評価されています。
■■プロコフィエフ(セルゲイ):バレエ音楽「ロミオとジュリエット」全曲(ピアノ)
■■ファリャ:スペインの庭の夜、ピアノと管弦楽のための交響的印象(スコア)
自筆スコアに基づいて浄書スコアが作られ、その浄書スコアが初版譜の見本となったものの、初版譜の校正作業に際して作曲者が参照したのは自筆スコア、というありがちとはいえ厄介な経緯をたどった作品。これら3点の資料を丹念に読み解いて作品の最終形態を解明した労作。この小型スコアは既刊の大型スコアの縮刷ではなく、小型スコアとして最適化された読みやすい版面が制作されています。
■■ファリャ:スペインの庭の夜:ピアノと管弦楽のための交響的印象(スコア)
やや大きめ、縦28cmのスコア。定番のエシーグ版です。
■■ファリャ:7つのスペイン民謡:エルネスト・アルフテルによる管弦楽伴奏版(スコア)
この作品の管弦楽伴奏版は今日ではルチャーノ・ベリオによるものありますが、こちらはそれ以前に原曲の出版社用意したエルネスト・アルフテルによる編曲です。特徴としてはより民族色が現れていることともに、多彩な楽器に割り当てられているキューを使用して管弦楽のみでも演奏できることが挙げられるでしょう。一部ですが、NMLでこの編曲をお聴きいただけます。
チェンバロと、フルート、オーボエ、クラリネット、ヴァイオリン、チェロのために書かれた、スペイン色豊かな作品です。ワンダ・ランドフスカの委嘱により1923~26年に作曲され、1926年6月にバルセロナでランドフスカのチェンバロ、カザルスの指揮で初演されました。この作品は、プレイエル社がランドフスカのために開発した、大音量のモダン・チェンバロのために書かれており、当時を象徴する「歴史的」な作品ともいえるでしょう。
★☆アカデミア出版の既刊より☆★
■■エマリ:エディションと音楽家 (改訂版)(東川 清一 訳)
改変や誤りを取り除いて作曲者が意図した楽譜を再現する校訂とは具体的にどのような作業なのか。意外に知られていない「校訂」の実際を分かりやすく解き明かした好著。楽譜選びはもちろん、注釈や別ヴァージョンが豊富に掲載された原典版を使用する際にも大いに参考になるでしょう。例は全てバッハ作品なので、特にピアノ学習者にはお薦めです。
★好評連載中「音と絵の交叉点」最新号公開!
ブルー・アイランド先生の「音と絵の交叉点」第28回を公開しました。
≪ジャン・フィリップ・ラモーの「一眼巨人」とオディロン・ルドンの「一眼巨人」≫