メルマガ 2026/8/27号

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 おすすめ楽譜・音楽書

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■■夭折した、フランク最後の弟子ルクーの作品
ルクー:歌劇「バルベリーヌ」第2幕への前奏曲(スコア)

ヴァイオリン・ソナタなどで知られるベルギーの作曲家、ギヨーム・ルクー(1870~94)19歳の作品。彼は1889年夏にバイロイトへ旅し、ワーグナーの楽劇に強い衝撃を受けます。同年秋、フランクに弟子入りし、また、ミュッセの戯曲「バルベリーヌ」に出会ったルクーは、オペラの作曲を計画しました。最初に「第2幕への前奏曲」だけ書き上げられ、ワーグナー風のうねるような情熱と、フランク譲りの気品あるハーモニーが同居する瑞々しい作品となりました。オペラは結局進捗しませんでしたが、彼が24歳で夭折して数年後、この前奏曲は第2の師ダンディによって世に送り出されました。

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■■イタリア鍵盤音楽の巨匠
パスクイーニ:クラヴィーア作品集(2巻セット)(自筆譜ファクシミリ)

パスクイーニ(1637-1710)は、17世紀後半から18世紀初頭のイタリアを代表する作曲家で、フレスコバルディとD.スカルラッティをつなぐ鍵盤音楽の巨匠とされます。本品はベルリン州立図書館に所蔵されている、自身の集大成として書き残した自筆譜のファクシミリ版。伝統的なリチェルカーレ、華やかなトッカータ、舞曲、パストラーレ等の小品といった多様な作品が収録され、当時の演奏様式や装飾音を知るうえでも貴重な資料です。また、「かっこうの鳴き声をもつトッカータ」は、描写音楽の代表作であり、レスピーギの「鳥」終曲の原曲として使われています。。

通常版

CD付き


■■ピアノ編曲のおすすめ
マーラー:アダージェット:交響曲第5番第4楽章(ピアノ)

アレクサンドル・タロー編曲。冒頭から原曲よりも音数が多めの自由で技巧的な編曲です。

モンティ:チャールダーシュ第1番(ピアノ)

原曲の情熱的な雰囲気を、ピアノ1台で華やかに再現した人気の高いアレンジです。


■■子供の教材に最適!
ムニエ:新・不思議な動物たち(ピアノ)

ジェラール・ムニエは、1928年生まれのフランスの作曲家・ピアノ教育家です。この曲集は、動物をテーマにした13曲の小品集で、ラクダ、パンダの子守歌、トカゲ、ネズミ、ダチョウといったタイトルが並んでいます。ピアノを習い始めた子供や初級者が楽しく音楽的な表現を学ぶことができるでしょう。


■■プーランク:ピアノと管楽器のための六重奏曲(スコア)

木管五重奏にピアノが加わった華やかで洗練された室内楽の名作。1932年に作曲、1939年に改訂されました。20世紀前半、パリではアメリカから入ってきたジャズが若手音楽家たちに刺激を与えましたが、この作品はプ―ランクの作品中ジャズ的な要素がもっとも強く表れた作品といえるでしょう。

 

■■プーランク:フランス組曲:9管楽器、打楽器、チェンバロのための(スコア)

エドアール・ブールデの戯曲「王妃マルゴ」のための付随音楽(1935年)による7曲からなる組曲。16世紀のフランスの作曲家クロード・ジェルヴェーズの舞曲を素材として使っており、古い時代の舞曲の雰囲気とプーランク的な新しい和声とを融合した魅力的な作品です。この小オーケストラ版(9本の管楽器、打楽器、チェンバロ)は、シャルル・ミュンシュ指揮、パリ・フィルハーモニー管弦楽団メンバーによって初演されました。


■■パーチ:野生の馬たちさえも:抽象劇のための舞踏曲(スコア)

連作 'Plectra and Percussion Dances' の3作目で最後の作品となる、3幕8場の抽象的な劇のための舞踏曲。パーチ作品としては例外的に英語(または意味のない音)以外の歌詞、ランボーの「地獄の季節」から採られたテクストが使用されていることが挙げられるでしょう。


★☆アカデミア出版の既刊より☆★ 
■■8か国語に翻訳され、世界中で読まれている好著!
シューハルト:このくちづけを世界のすべてに:ベートーヴェンの危機からの創造的飛躍

ベートーヴェンの生涯を「危機の克服」という観点から掘り下げ、「ハイリゲンシュタットの遺書」から「第九」までを、8段階の心的状態(不確かさ、確信、攻撃性、折衝、鬱状態、甘受、活動、連帯)のスパイラルとして描きます。この人生のスパイラルは、医療業界でも参考にされています。これまでの作品分析研究とはまったく違う視点から切り込んだ好著。


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