メルマガ 2026/7/30号

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 おすすめ楽譜・音楽書

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■■モーツァルト:3つのピアノ・ソナタ (op. 7)(初版譜ファクシミリ)

1874年にウィーンのトリッチェッラ社から出版された曲集。モーツァルトがウィーンで作曲家として乗りに乗っていた時期に、最新の自信作(ピアノ・ソナタ変ロ長調 K 333とヴァイオリン・ソナタ変ロ長調 K 454)に過去の自信作(ピアノ・ソナタ ニ長調 K 284『デュルニッツ』)をリメイクして組み合わせた3曲セットです。純粋なピアノ独奏に加えて、ヴァイオリン伴奏付きの形態の曲も含まれていて、当時の出版文化を知るうえでも興味深い曲集といえるでしょう。


■■ホフマン(E・T・A・):ハープ五重奏曲ハ短調(自筆譜ファクシミリ)

この作品は、ハープの持つ繊細でロマンティックな音色と、深みのある対位法や感情の起伏を巧みに調和させる、ホフマンの意外なほどの才能を示しています。ホフマンが法律家として働きながら、余暇に作曲を行っていた1806年頃に書かれました。自筆譜は、1808年にチューリッヒの出版社ハンス・ゲオルク・ネーゲリに送られましたが採用には至らず、その後、ベルリン国立図書館に収蔵されることとなりました。なお、ハープの代わりにフォルテピアノでも演奏可能と記されています。


■■お買い得品!
シマノフスキ:ロマンス ニ長調 op. 23(ヴァイオリン)

シマノフスキ初期の豊かな情緒と情熱的な旋律が特徴の名曲。1910年に作曲され、パウル(パヴェウ)・コハンスキに献呈されました。この曲はコハンスキとの緊密な共同作業によってヴァイオリンの技巧や可能性を追求し、その後の「神話」や協奏曲第1番に繋がることになる重要な作品です。


■■ヒンデミットのお買い得スコア!
ヒンデミット:交響曲変ホ長調(スコア)

ナチスによる弾圧を逃れ、アメリカに渡った1940年の作品で、1941年11月にミネアポリスで初演されました。それまでヒンデミットは「前衛的で難解な無調の作曲家」と思われていました。しかし、この曲は分かりやすく親しみやすい旋律にあふれ、緻密な対位法やオーケストレーションという職人技と、力強く圧倒的な推進力をもち、観衆からも批評家からも大好評で迎えられています。

ヒンデミット:室内音楽第4番:ヴァイオリン協奏曲(スコア)

1920年代にヒンデミットが全部で6曲作った「室内音楽」のひとつ。実質的にはヴァイオリン協奏曲で、高度な技巧が要求され、新古典主義的なドライで力強いリズム感と、当時のモダンな響きが特徴です。
楽章構成:1. Signal: Breite, majestatische Halbe; 2. Sehr lebhaft; 3. Nachtstuck; 4. Lebhafte Viertel; 5. So schnell wie moglich

ヒンデミット:弦と金管のための演奏会用音楽 op. 50(スコア)

ボストン交響楽団の創立50周年を記念して、指揮者セルゲイ・クーゼヴィツキーの委嘱で作られた1930年の作品。木管楽器と打楽器がなく、弦楽と金管楽器群のみという特殊な編成で、繊細で機敏な動きの弦楽器群と、力強く重厚な金管楽器群が対話するように鮮やかなコントラストを生み出しています。


■■オネゲル:交響的詩篇「ダヴィデ王」:オリジナル版 (1921)(スコア)

劇場の事情により、管楽器、打楽器、鍵盤楽器、そして弦楽器はコントラバス1本だけの計17人という特殊な室内楽編成のオリジナル版です。その2年後にフルオーケストラ編成に改訂され、それがオネゲルの出世作となりましたが、オネゲル自身はオリジナル編成の方が自分の意図がよく反映されている」と語っていました。乾いて輪郭がはっきりしたシャープな響きが特徴で、根強い人気を誇っています。


■■オネゲル:パシフィック231:交響的楽章第1番(スコア)

巨大な蒸気機関車が発車し、加速し、最高速度で疾走、そして急ブレーキをかけて停止するまでをリアルに描いた、1923年の作品。オネゲルの「交響的運動」3部作の第1作です。蒸気機関車の加速は、テンポを速くするのではなく、全音符、付点二分音符、二分音符、二分音符の三連符、四分音符・・・と音符の長さを変えることで表すなど、聴くだけでなく楽譜を見て楽しい作品です。


★☆アカデミア出版の既刊より☆★ 
■■通奏低音が分かる!できる!
上尾直毅 著「通奏低音の練習」

レオンハルトらに師事し、ソロやアンサンブルで活躍中の著者による、通奏低音教材の決定版。
各章では基本的に1つの数字だけを扱い、解説、練習課題、実例(サンプル曲)の3ステップ構成。豊富な練習課題とともに、バッハ、ヘンデル、コレッリなどの作品やコラールなど100曲近くが収録された、他に類を見ない教材です。