
25 Lyrical Etudes
25の抒情的な練習曲
[760917] ¥6,743(税込)
[760917] ¥6,743(税込)
[760918] ¥8,085(税込)
全24の長調および短調、さらに1つの全音階的エチュードで構成されたこのリリカルなコレクションは、バッハの『平均律クラヴィーア曲集』の構成から着想を得ています。これらのエチュードは、カッファレッリ、コンコーネ、ロシュといったヴォカリーズ作品の伝統に敬意を表しています。
コンサートエチュードほど技術的に要求されないものの、これらの作品はトランペット演奏における「ベルカント」アプローチを奨励し、フレージング、音色、リリカルな表現に焦点を当てています。中級レベルの奏者にも取り組みやすく、上級者にとっても解釈の深みを提供します。
※商品についてのお知らせ※
「25の抒情的な練習曲」の初版には、いくつかの印刷エラーが見つかりました。このエラーをチャーリー本人が手書きで修正していることをご了承ください。
(本人が時間をかけてひとつひとつ注意深く訂正し、直筆のサインが入っています)
独創的な新しいソロ・トランペットのレパートリーとして、これらのエチュードは技術的な挑戦だけでなく、芸術性の向上も目的としています。各エチュードは演奏会で披露できる独立した作品であり、クラシックの技巧と現代的な和声言語を融合させています。
この作品は、テオ・シャルリエ、マルセル・ビッチュ、アンリ・トマジといった著名なエチュード作曲家や、ショスタコーヴィチ、プロコフィエフ、オネゲルといったクラシック作曲家から深い影響を受けています。また、ディジー・ガレスピーやウディ・ショウといったジャズ・トランペットの巨匠の作曲技法、アレン・ヴィズッティ、ウィントン・マルサリス、セルゲイ・ナカリャコフといったトランペット名手の技術的要素も取り入れています。
この本は、高度なアーティキュレーション、音域、指の運動性、音楽的なフレージングを探求しつつ、深い表現力を保っています。
国際的に高く評価され、グラミー賞を受賞したトランペット奏者兼作曲家のチャーリー・ポーターは、90年代後半にニューヨークのジャズ界で経験を積み、同時にジュリアード音楽院で有名なトランペット奏者兼作曲家のウィントン・マルサリスの指導の下、クラシックトランペットの演奏を学びました。
サイドミュージシャンとして多くのアルバムをレコーディングしてきましたが、ポーターはリーダーとして4枚のアルバム(Charlie Porter Quintet: Live at Blue Llama、Hindsight、Immigration Nation、Charlie Porter)をリリースし、高い評価を得ています。2025年にはさらに2枚(Cipher、Portland Sketches)がリリースされる予定です。
チャーリーは、ジャズのサイドマンやバンドリーダーとして、またクラシックのソリストや室内楽奏者として、過去20年間に世界中をツアーし、ジョー・ザヴィヌル、マイク・ロンゴ、パキート・ドリヴェラ、アイラ・サリバン、アーロン・ディール、ウィナード・ハーパー、マイク・ホロバー、ジミー・グリーン、デヴィッド・バーガー、ジェイ・トーマス、チャーリー・パーシップ、チャック・イスラエルズなどのジャズ界の巨匠から、シモーヌ・ディナースタイン、サラ・チャン、ジョイス・ディドナートなどのクラシック音楽のアーティスト、そしてゴラン・ブレゴヴィッチ、マルセル・カリフェ、キム・ドゥクスーなどのワールドミュージックの巨匠まで、数多くの著名なミュージシャンやグループと共演し、レコーディングを行ってきました。また、クリスチャン・ヤルヴィが指揮するグラミー賞ノミネートのエレクトロアコースティック・バンド、アブソリュート・アンサンブルの創設メンバーでもあります。チャーリーは最近、オペラ歌手ジョイス・ドドナートのクロスオーバーアルバム「ソングプレイ」でコラボレーションし、2019年のグラミー賞を受賞しました。
ポーターは、ジュリアード音楽院とマンハッタン音楽学校でジャズとクラシック演奏の学位を取得しています。また、パリ音楽院のフルブライト奨学生でもありました。大学に入学する前は、パームビーチ郡芸術学校に通っていました。数々の賞を獲得したチャーリーは、全米トランペットコンクールのクラシック部門とジャズ部門の両方で1位を獲得した初のトランペット奏者です。作曲家として、チェンバーミュージックアメリカとドリスデューク財団から委嘱を受けています。