マーラーの第5番:高い実用性も兼ねた批判校訂版

初演以来、熱狂的な反響を呼んできたマーラーの交響曲第5番。
今もなお、
演奏者や聴衆にとっては
難曲であり、
校訂者にとっては特に難解な作品です。
マーラーがこれほど多くの改訂を繰り返し、
根本的なオーケストレーションの変更まで行った
交響曲は
他にはありません。最後の改訂は1911年2月に
及びます。
そのため継承状況の問題も相まって、資料状況は
極めて複雑なものとなっています。
この版では鋭い分析により、資料の不明瞭だった部分に
新たな光を当て、
これまでの誤解や
解釈の誤りを
取り除きました。その違いは聞いてわかるほどであり、
校訂上の判断をクリアに理解できます。
さらに、
これは音楽の実践に焦点を当てた
初めての批判校訂版です。
一流の指揮者やオーケストラ奏者の
協力のもと
生み出されたこのエディションは、最適な読みやすさと
実用性を兼ね備えています。

交響曲第5番

校訂:ニック・プフェッファーコルン&クリスティアン・ルドルフ・リーデル

PB 5635大型スコア(紙装) [760748]
PB 5665大型スコア(布装) [760743]
OB 5635-60パート譜セット [760749]

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