「コンチェルト・アルモニコ」の作曲者として近年、注目を集めているウニコ・ヴィルヘルム・ファン・ヴァセナールの、1991年に発見された作品です。ヘ長調、ト短調、ト短調の教会ソナタで、優美なリコーダーに低音が効果的にアクセントを添える、いずれも魅力的な作品です。解説に「ヴェネツィア様式」とあるように随所でヴァヴァルディを連想させる箇所があり、第２番第２楽章の終結部に見られる、主音から属音へと半音階で下行する低音などはその好例といえるでしょう。オランダ版の初版 [377394] よりはお求めやすい価格であることも特筆すべきでし
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