フルートのために十分に考えぬかれた「無伴奏チェロ組曲」の編曲が登場しました。全曲原調で、音域は適宜、選択されていますが、最高音域は極力避けています。重音はアルペッジョで演奏することとしてそのまま記譜されていますが、編曲者が省略すべきと判断した箇所は単音に編曲されています。編曲者によるフルート用のスラー、ブレスが付けられています。パルティータ BWV 1013 が無伴奏作品の名曲として広く好まれているフルートに BWV 1007-1012 の６曲が新たにレパートリーに加わることは喜ばしいことといえるでしょう。
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