フランクのヴァイオリン・ソナタのチェロ版は一般には初版のデルサール編曲(絶版)にレナード・ローズが手を加えたものが用いられていますが、実際には演奏者ごとにさらに手を加えているようです。このエミリオ・コロンの編曲ではこれまで問題となっていた第1楽章13-14小節、第2楽章172-190小節、そして終楽章の冒頭を始めとする多くの箇所で従来の版よりも高い音域が採られています。
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