フィレンツェでオペラが生まれたのと同じころ、ローマでもモノディー様式による劇的作品が生まれました。1600年に上演されたエミーリオ・デ・カヴァリエーリ(ca.1550-1602)の「魂と肉体の劇」は史上初のオラトリオとして知られています。語り手を欠いていることからオペラと見做せないこともない、というわけで現存する最古のオペラと見る向きもあります。また、初演の年に出版された楽譜は通奏低音が記された最古の出版楽譜とされています。本書はこの記念碑的作品の最新校訂版です。巻頭に解説、校訂報告、巻末にリブレット（英語への対訳付）を収録
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