バッハへのオマージュであり、委嘱者メニューインの演奏で聴いたソナタ BWV 1005 に触発されて書かれた、無伴奏ヴァイオリン・ソナタ。バッハから20世紀までが一つの流れとして繋がっていることを実感させられる、バルトーク最晩年の傑作です。この作品の自筆譜(全曲浄書、下書き)がファクシミリ化されました。丁寧な筆致で書かれた浄書はそのまま演奏にも使えるほど見やすいものです。下書きも見やすく、解読するのはさほど困難ではないでしょう。なお、出版社はラーバー出版社のファクシミリ部門がインプリントとして別名称となったものです。
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