ウクライナ出身の大ピアニスト、ヴラディミール・ホロヴィッツの作・編曲作品を刊行する「ホロヴィッツ・エディション」がスタートしました。その一冊として、1920年代に書かれた作品がほぼ一世紀を経て、初めて出版されました。ホロヴィッツは元々、作曲家志望でしたが、第1次世界大戦で出征した兄が精神を病んで帰還したため、演奏家として家族を支えなければならなかった、ということで、この作品の悲劇的なタッチにはそのような状況が反映されているのかもしれません。
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