クロード・ドゥラングルからの依頼に応じて書かれた、ヴィオラ協奏曲の作曲によるサクソフォーン版。終楽章では先行楽章とは打って変わって、幻想的な雰囲気の変奏曲が繰り広げられます。主題はシューベルトの即興曲 D 935/2 (op. 142/2)。実は、先行楽章にもこの主題は大幅に引き延ばされて登場しています。夫人のエカテリーナ・デニソヴァによると、この楽章は永遠の、普遍的な美の象徴であるシューベルトの音楽への賛美である、ということです。
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