1720年代のロンドンで始まったコレッリ・ブームに応えたヴァイオリン・ソナタ op. 5(「ラ・フォリア」を含む)のコンチェルト・グロッソへの編曲です。2集に分けて1726年と29年に刊行され、内外で多くの海賊版が版を重ねていきました。低音はそのままに旋律を書き換える、強弱の対比を付ける、など随処で当世風、あるいは大合奏に適した変更、加筆が見られます。このたび刊行されたのは初版譜を底本に多くの資料を調査した校訂版です。序文に2013年11月とあるように、クリストファー・ホグウッド(1941-2014)最後の校訂楽譜の一冊でもあります。
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