ジュリアード音楽院でミルトン・バビットらに師事したロシア出身の作曲家、レーラ・アウエルバッハ(アーヴェルバフ)(1973−)。日本ではオーケストラ・アンサンブル金沢のコンポーザ・イン・レジデンスを務めたことも知られています。この作品は彼女の最初の交響曲で、同じ2006年に交響曲第2番「ある詩人へのレクィエム」(メゾソプラノ、チェロ、合唱、管弦楽)も書かれています。この器楽のための第1交響曲は全音階的書法を主としつつも随所で不協和音や独創的な響きが現れます。テルミン(省略可)を含む4管編成による全7楽章の作品です。
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