ドニゼッティの弦楽四重奏曲全曲(完全な形で現存する18曲)の自筆譜に基づく校訂版シリーズの第1弾です。ドニゼッティの四重奏曲は1817年から21年ごろ、作曲者20歳から24歳という比較的初期に書かれたと考えられている作品が多いのですが、本書には第17番ニ長調(1825年?)、第18番ホ短調(1936年?)といった成熟期以降の作品が含まれており、特に、劇的な表現と叙情的な旋律が多彩な表情を見せる第18番は注目されます。なお、残り12曲も番号順に6曲ずつ2冊で刊行され、パート譜がショットから発売される予定です。
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