作曲者自身による「海」の連弾編曲は1905年稿に基づいています。というわけで1909年の決定稿とは随所で興味深い相違を示しています。特に顕著な点は第3楽章、[59]の4小節目から11小節目。木管などの前打音風の16分音符で始まるメロディと高音弦のトレモロの個所。ここに決定稿では削除されたトランペット、ホルンの応答句がこの連弾版では記されています。
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