ロイヤル・フィルハーモニック協会創立200周年記念委嘱作品。同協会の草創期を彩る委嘱作品であるベートーヴェンの第9交響曲への音楽的反応という要望に基づいて書かれた4楽章21分の管弦楽曲です。明白な主題の引用はありませんが、冒頭の伸ばされた空虚5度、ジャズ的諧謔も感じさせる急速な部分などはそれぞれ「第9」の第1楽章、第2楽章を連想させるでしょう。なお、タイトルはやはり「第9」に基づく、クリムトの「ベートーヴェン・フリーズ」から採られています。'Turnage', 'Frieze' で検索すると初演の録音が見つかるでしょう。
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