出版直後から人気作品となったヴァイオリン小品2点。「朝の歌」が出版された1899年にはヴィクトリア女王の誕生日を祝ってこの2曲がウィンザー城で演奏されました。ヘンレ版は音楽学者・ヴァイオリニスト、マーシャル=ラックが原典資料を調査して、曖昧な点や不統一な点を解明しています。作曲者の関与が不明な初版譜の運指・運弓はピアノ伴奏譜に記載し、ヴァイオリン・パート譜には校訂者による、より一般的なものが付けられ、さらに付加のないパート譜も付いています。「愛のあいさつ」よりやさしい、学習者にもお薦めの作品でしょう。
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